~環境負荷と管理工数を減らし、持続可能な栽培管理システムを~
「SoBiC」とはSolar pneumatic Bio-cycle system、ネイチャーダイン社が開発した特許技術で、太陽光による熱で空気を膨張、収縮させ、その力で水を循環させるシステムになります。詳しくはネイチャーダイン社HPをご参照ください。※画像をクリックすると該当商品ページへジャンプします。 このシステムのメリットは以下の通り 省エネルギー:太陽光を水循環のエネルギーとなるため電気が不要 省水:ポット栽培で水を循環させるので水のロスがない(光合成と蒸散のみ) 土壌活性:1日サイクルで水が循環するため、土壌に十分な酸素が供給 この原理は森の土の環境と同様に、太陽の動きと連動して土壌微生物と植生のバランスを維持する生態系に帰結するため、施設園芸のような状態制御と露地での自然循環を両立させることが可能です。また資源循環事業と組み合わせることでポット内限定で究極の自然栽培(農薬も化学肥料もなし、微生物による活性土壌が窒素固定して栄養源を自製)を目指すことができるのです。 今後日本においては人手不足、世界においては水不足が深刻になると言われている農業現場で、SoBiCによる効率的栽培は次世代の営農を変える可能性を秘めた技術であり、次世代一次産業実践所は、現場のニーズに沿ったSoBiCの装置開発、土壌開発、栽培モデル開発を通じ、多様な次世代の農業スタイル提案を行っております。
装置開発 | 土壌開発 | 栽培開発 |
装置耐久性評価(装置改良含め) ホームセンター鉢植資材の活用 水循環経路の改良(土壌と循環水の分離など) | 透水性、保水性を両立する土壌の評価 肥料成分供給手法(土壌配合、循環水溶解)の評価 土壌の状態把握(物理性、化学性、生物性の測定) | 栽培者の省力化効果検証 周辺環境による生育状況調査 経営収支評価 |
SoBiCソリューションの展開事例
- 千葉県ゴルフ場運営社様:ハウスによる野菜栽培大阪府専門学校様:都市型(屋上)菜園のモデル
- 高知県自治体振興公社様:大容量ポットによる果樹苗木栽培
- 新潟県ワイナリー様:移動式果樹ポット栽培トライアル
- 三重県種苗業者:集中管理による苗木育成
- 三重県水産業者様:水産資源を活用した青果栽培(資源循環事業)
- 大阪府システム会社様:ビル内窓際での野菜栽培